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ビッグデータの正体 情報の産業革命が世界のすべてを変える

面白かった本。ちょっと前の出版ですが。

ビッグデータの正体 情報の産業革命が世界のすべてを変える 講談社



近くのショッピングセンターの大型広告のお話。
看板の上部にカメラがついてて、前で立ち止まった人を撮影し、その外見から年齢性別などを瞬時に判断。その人が興味を持ちそうな広告を表示させていると。むむ。

駅のホームにあるジュースの自動販売機。サンプルでなく、ジュースの画像が映し出されているタイプね。
あれにもカメラがついてて、買っている人の年齢や時間などを記録しているそうな。

ちょっと外れますが、だんご三兄弟、ピタゴラスイッチでおなじみの佐藤雅彦氏の展覧会でもそんなのありました。
上部にカメラがついてて、性別や表情や年齢を判断され、それにあわせてドアがあく・・・
そうそう 属性のゲート この作品。 若く見られた!となんか喜んだり。男じゃないし!と怒ったり。

まあそんな感じで、ありとあらゆるデータを採取され、それを活用されている我々の毎日。

本書によると、GOOGLEは「検索ワード」の収集だけで、インフルエンザの流行が予測できたそうな。
「発熱 悪寒」なんてキーワードがある地域でどどっと増えると、そのあたりに病人発生とわかるとか。

若い女性のデータを日々たくさん採取出来たなら、誰が妊娠していつ出産するかもすぐにわかります。
「つわり」「妊娠中毒性」「貧血」などなどのキーワードと、購入したものを見れば一目瞭然。

ため息。

ひとりに最高4~5千円返すためだけに導入しようというマイナンバーカードによる軽減税率還付金の話。
なんで?と思ったら
国民の消費行動ビッグデータが欲しいだけっていうある人の意見を耳にしました。なるほど!

とにかくどんなデータでもいくらでも蓄積可能な現在。
まず集めてみて、それから考えてもいいじゃん的な。

台風が近づくよーと気象予報が出ると、懐中電灯と一緒に、なぜかあるお菓子も売れるとか。
そういった「データを集めてみて初めてわかる真実」もあったりするのです。

これらのデータをうまく使うには、組み合わせが大事。
これから求められるのは、集まったデータをうまく活用するアイデアを持てる人。
本書では「アルゴリズミスト」なんて呼んでますが。

すでにアメリカではこんな風に活用しているそうです。

イベント終了後の何時間後にはよく、あの交差点で騒動が起きる。←事前に警官を配備
成績の悪い若者は、自動車事故を起こす確率が高い。←なので最初から自動車保険を高額にする

トムクルーズの映画「マイノリティ・リポート」のような、犯罪が起きる前に犯罪者を逮捕しちゃう未来は、すぐそこみたいですよ。

うちも「変な寺」「珍寺」「大仏」なんてキーワード検索してる人を探してピンポイントで情報送ったら、展覧会に来てくれるでしょうか・・・。
なんだかざわざわしますが、すでに自分もデータの一つ。
クレジットカード使ってポイントもらったり、PASMOで楽するかわりに、自分データを提供しているのです。

それでも本書には、「車」の存在しない世界で望むものはと訪ねたらきっと「早く走る馬」と答えたでしょうと。
データの蓄積だけでは生まれない、想像力というものがまだまだ必要みたいですよ。

(2015年9月)
  • Date : 2015-09-18 (Fri)
  • Category : 書籍
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